およそ100年前にこの法則を唱えたイタリアの社会学者パレートの名を取って、「パレートの法則」と呼ばれている。
行動の80%は、結果のほんの20%の要因にしかなっておらず、反対に行動の20%が、結果の80%を生み出している事。
例えば予定リストにやるべきことがリストアップされている場合、やり終えてひとつづつ線で消していく行為には、脳内麻薬エンドルフィンの分泌が伴い快感と言えるものがありますが、それは単にものごとをこなしていくだけの事であり、この法則に従えば、予定リストの仕事内容を改めて吟味する必要があります。リスト上の80%の項目は取るに足らないものなのです。
敗北者は、80%の部分に関して仕事をして、20%の部分を先送りにしている。
勝者はそれとは反対の事をする。レバレッジ効果の高い20%の部分に即座に取り掛かり、重要でない80%の部分は先送りする。
ナポレオンはひと月に一度しか手紙の封を切らなかったそうです。その手紙が1カ月後に依然として重要な事であれば対応するし、そうでなければ無視すればよいからです。自分の時間とエネルギーを、より早く確実に目的を達成する為に集中させ、それ以外の事は全て先延ばしにしたとの事です。
20%を占める重要な少数 | 80%を占める些細な多数 | |
勝者 | 今すぐやる | あとでやる |
敗者 | あとでやる | 今すぐやる |
予定リストに書き込む前に自問する。
この予定は重要な20%か、些細な80%か…。
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